出格子の町家
●設計事例の所在地:
京都市
●面積(坪):
36坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
京都の風致地区に建つ住宅。
横長の連続出格子窓が特徴的な和を基調とした落ち着きある佇まいを
目指しました。
建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望:
風致地区のため、建蔽率が30%と低いため、家が小さく見えるのではないかと
心配されていました。
依頼者があなたに依頼した決め手:
5社ほどに提案を依頼されたそうです。当初は和の要素はあまり想像されておらず
シンプルでモダンな空間をイメージされていたのですが、この地域に掛かるデザインコードや
周辺環境などを紐解きながら、シンプルでありつつ街並みにあった和の要素を纏った
空間をご提案した内容に共感頂けたのが決め手かもしれません。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
敷地は充分な広さがあるのですが、建蔽率が30%と低めであることをどう活かすか?
を考え抜きました。建物が小さく見えるのでは?といった懸念もされていましたので
間口一杯を使い、建物と一体に見える門をあしらったり、見る人に奥行きを意識させる
出格子をL字に施したりしております。
全体としては自然素材で構成されるシンプルな和空間に仕上げています。
その他の画像:
庭と縁側の様子
洗い出しが施された玄関。左手は造作収納。
リビング
リビングからキッチン方向を見る
キッチンからリビング方向を見る
和室。天井には代萩ベニアをあしらっています
2階個室
和室からライトアップされた庭を眺める
庭夜景。左手にリビングが見えます。
外観夜景